ソーラーシステムに利用するケーブルの役割

太陽エネルギーが太陽光パネルに当たると、内部の半導体が起電力を作り出し、接続箱に送電すると同時に太陽光パネルの出力はすべて直列で接続を行い、それをパワーコンディショナーに送ります。

パワーコンディショナーでは太陽光パネルで発電したDC電源をAC電源に変換を行い、住居内で利用する家電品の電源にすることが出来ます。これがソーラーシステムの大まかな構成になるわけです。ソーラーシステムには電力損失量を最小限に抑えることが発電効率をアップさせることに繋がります。太陽エネルギーを100とした時、理想では100の電気エネルギーを取り出せること、現実的にはソーラーシステム内での電力損失が生じるなどからも発電効率は必ずしも100にはなりません。

太陽光パネルと接続箱との配線に使われるものは、CVケーブルやH-CVケーブルと呼ぶものが最適と言われています。但し、屋外配線の場合には防水仕様のものが使われることが多くあります。屋外配線はパネルから屋根の上を這うように設置が行われているなどからも、雨や紫外線などに対する対候性が高いものが使われています。

ちなみに、ソーラーパネルシステムで利用されるケーブルの大半が太めのものが使われているのが特徴です。細いものを使えばすっきりするなどのイメージを持たれる人も多いかと思われますが、ケーブルを太くすることは電力損失量を低減する効果を期待出来ます。このように、ソーラーパネルのケーブルの役割は送電だけでなく、電力損失量を減らすなどがあるわけです。

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