メガソーラーに使われるケーブルについて

再生エネルギーの利用が拡大する中、太陽光発電の普及が広まり、2012年からは日本でも出力が1メガワットを超える大規模な太陽後発電所「メガソーラー」がどんどん建設されています。

日本では従来、直流で750vを下回る「低圧」の中でも600vのものを採用していましたが、太陽光発電用のケーブルが新たに規定されたことで、直流1500v以下を上限としたメガソーラーシステムが設置されるようになり、それに見合うケーブルも開発されたのです。それは太陽光発電のパネル同士やパネルと終電箱、終電箱とパワーコンディショナーをつなげるために使われます。

直流システムの電圧に関しては、出力が同じなら、電圧が高い方が降下する際のロスが少なくなるので送電ロスも小さくなることができることや直流側の電圧を下げて直列でつなげる太陽電池を増やして並列回路数を減らすことで、パネルの数が減り、ケーブルの本数も減らすことができるというメリットがあります。メガソーラーに使われるケーブルは、紫外線や雨風に常にさらされるので、耐光性や耐熱性、耐寒性が高く、他の資材との接触によって傷にならないように作られる必要があります。

またメガソーラーの場合は感電性が少ないので、使われる絶縁体は架橋ポリエチレン、さらに外側のシースーには架橋ポリオレフィンが被覆されているなど難燃性があるものも開発されています。メガソーラーは敷地が広大で人の少ないところに設置されていることが多いので、盗難にあう可能性が高いため、侵入防止対策も必要です。

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