屋外で使うケーブルには耐候性のあるものを

耐候性という言葉をご存知の方は少ないと思いますが、その漢字に似たものは他にも色々とあります。

例えば身近な所では耐熱性とか耐水性といった言葉を見たり聞いたりした事があるのではないでしょうか、それらは製品の耐久性に関する性能を示すものとして使われています。ところで耐候性は候という漢字から何となくわかるかもしれません。候には色々な意味がありますが、ここでは気象状況などに関する意味になります。

素材が屋外の環境に対して持つ耐久性と考えればよいと思います。屋外の環境では温度や湿度の変化がありますし、太陽光線の中には可視光線以外にも紫外線や赤外線も含んでいます。また雨や雪にみまわれることもありますし、海の近くだと塩の影響も受けます。その他、大気中に含まれている微量の埃や塵なども化学的に何らかの影響を及ぼすこともあるでしょう。そういったものに対して劣化しにくいものが耐候性のあるものとなるのです。どういった製品にそういう性能が必要なのかというと、例えばケーブルがあります。

電線も電話線も敷設したその時から自然環境に晒され始めます。ですのでケーブルにそういう性能が備わっていなければ劣化が早まり断線してしまったり、その結果漏電を起こすことも考えられます。そういったことが発生すればケーブルを交換しなければなりません。それが度々起こったり、同時多発的に起こると対応が大変になることは火を見るよりも明らかです。ですので屋外で使うケーブルは耐候性のあるタイプを用いなければなりません。

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