紫外線で結束バンドも劣化が生じます

オゾン層が破壊されたことで地球上には強烈な紫外線が照射されていると言います。

この光は波長が可視光線よりも短く、X線よりも長い不可視の電磁波の総称です。可視光線の紫色部分の外側に現れるスペクトルで、人間に対しては発がん性を持たせる、モノに対しては劣化を生じさせるなどの影響が起こりえます。紫外線は日中の太陽の光に含まれるもので、太陽光発電設備にも影響を及ぼすなどからも、耐候性が求められます。一般的に太陽光発電設備と聞くと、ソーラーパネルなどのような屋外設備をイメージされる人は多いのではないでしょうか。

住宅の屋根の上に搭載しているソーラーパネルは確かに影響を受ける設備ですが、ソーラーパネルから引き回されるケーブル、そしてケーブルを束ねる結束バンドにも影響を与えてしまいます。紫外線により結束バンドやケーブルなどにも影響を与えてしまうものの、ソーラーパネルが正常に動作していれば発電ができるため問題はないと考える人も多いと言えましょう。しかし、ケーブルは送電を行うための大切な設備ですし、結束バンドもケーブルを整理する、強風などによりケーブルが動いてしまうのを防止するなどの大切な設備の一つです。

紫外線の結束バンドが劣化すれば、束ねてあるものへの影響を与える可能性もゼロではありませんので定期的に劣化を監視するなど必要に応じて交換が必要です。尚、太陽光発電設備は結束バンドも含め屋外で利用するものですから、紫外線や熱、雨などの耐候性が高い製品が続々と登場しています。耐候性が高いものを使っておくことはメンテナンスの頻度を減らせるメリットがあり、保守に掛かるコストの節約効果も期待ができます。

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