配線ダクトは内部にケーブルや電線などを収納して、室内をすっきりさせたり、壁伝いにケーブルを設置する時など、見た目を良くさせる、設置を容易にさせるなどの目的で利用する設備の一つです。

床の上にケーブル類が引き回されていると、歩いている時にケーブルに足を取られてしまい、転倒するなどのリスクもありますが、配線ダクトを利用して収納しておけば、ケガへのリスクを抑えることができますし、見た目にもすっきりするのでオフィスの中で利用されている会社は多いのではないでしょうか。所で、配線ダクトの中にはUL規格の製品があるのをご存知でしょうか。

UL規格とはアメリカ保険業者安全試験所が定めた製品安全規格の一つで、材料を始め、部品や道具、そして製品などの機能性や安全性に対する標準化を行っているものです。簡単に言うと、UL規格の製品は安全性が高い、機能性も高いなどからも安心して利用できるメリットがあるわけです。

UL規格の製品は厳しい審査を受けなければならない、そして厳しい審査を通過した場合に限り、アメリカ保険業者安全試験所からのお墨付きでもあるUL規格のマークを付けることができるようになるわけです。配線ダクトの用途の中には高圧電線を収納するケースもあり、安全性の確保や耐久性が高いものなどが求められることも少なくありません。そのため、用途次第ではこうした規格品を利用することは事故の事前防止にも役立つなどのメリットもあるわけです。