結束バンドは耐候性によって選んだり交換が必要

プラスティック用語で調べると耐候性とは、材料を光・風・雨などの屋外条件下で暴露した場合の耐久性のことをいうと定義しています。

そのような条件下で結束バンドを使用した場合の素材がどうなるかを示したものです。一般的にプラスティックを屋外で使用する場合に最も劣化を引き起こす原因は紫外線です。その他温度・湿度・使用時の荷重などが影響してきます。耐候性からみた結束バンドの選び方として一番普及しているナイロン66は、あまり耐候性にすぐれている結束バンドとはいえず、3年が耐用年数で交換が必要になります。

ポリエーテルを材料にしたものは1年で交換を要します。このように素材によって耐候性は違ってきますから、それにあわせて素材を選ぶ必要があります。頻繁に移動していくものは早めに交換できる材質を、長く保管が予想されるものは頑丈な素材で作られた結束バンドを使用する配慮が必要になってきます。結束バンドは、日本では約40年ほど前から使用されはじめ、樹脂の柔軟さや締め付けやすさや耐久性の良さが好評で普及が進みました。

従来の結束紐から変わって配線用ラインの束ねなどに使われます。屋外でさらされて使用するわけであり耐候性という観点で素材別の耐用年数が把握されており使用の目安になります。製品自体は、横ずれに強かったり確実に固定できる機能を持っていたりほどよいしなりがあったりして現場作業ではなくてはならないアイテムになっているのです。

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