配線ダクトはまとまらないケーブルを収納することができ、配線をコンパクトにまとめることができるので非常に便利です。
ネットワーク環境では長距離にわたる配線を施工するために、天井裏や床下などに埋設しますが、配管などが通せない場所などの床上や部屋の隅で利用することができます。製造業などの工場で、コンクリート張りの床上など、配線をむき出しにできない場所での収納にも向いています。
屋外でも直接風雨が当たらない軒下などで利用する場合、材質によっては経年劣化を防ぐタイプのものもあるので、用途に合わせた使用方法が選択可能です。オフィスなどでは室内の景観を乱すことなく、配線ダクトを用いることでケーブルを収納まとめられるために、見た目にも配線が乱れた部分を隠すことができます。
災害時においても通信網を維持できる耐久性を有しており、耐熱や耐水に応じて内部を極限まで保護することに役立ちます。ダクト内部はセパレータを用いることによって分割することができるので、状況に応じた作業ができます。作業性に応じて室内配線は様々な状態に配置されますが、外観や安全性を考慮すると、配線ダクトの使用でケーブル類をきれいにまとめることができます。
機能性だけでなく安全性も考えたうえで配線のレイアウトを組む必要がありますが、室内の状況によっては難しいこともあります。限られた空間を有効に利用するためには、最適な資材を選択することが重要です。