沿岸で使用する結束バンドは耐塩害性が必要

沿岸で結束バンドを使うときは、耐塩害性があるものを使用する必要があります。

塩害の影響は深刻で、耐性がないと比較的早く破断するためです。太陽光パネルの架台周辺で配線を束ねるときによく利用されますが、架台に亜鉛が使用されているため、海の塩分が風に乗って付着すると塩化亜鉛が発生します。沿岸でも使える結束バンドではないごく普通のなら、腐食がどんどん進むでしょう。

1年を待たず頻繁に交換しなければならないのでは手間がかかりますし、積りに積もって大きな出費に繋がり兼ねません。屋内外で使用できるとなっていても、紫外線に強いだけということがあります。沿岸で使う結束バンドは必ず耐塩害と明記されているものを選びましょう。一般的な製品より少し価格が高めですが、その金額に見合うだけの品質があり長持ちします。沿岸で使える結束バンドの説明には、耐用年数が書かれている場合があります。

これはあくまでも目安なので、必ずしもその時期まで使えるわけではありません。特定の条件下で得られたデータを元に算出されているため、台風や暴風などが多く塩害が通常の海沿いより高い確率で発生するようであれば、早めに点検し交換したほうが良いでしょう。データ上は20年経過しても強度の低下がみられない、耐候性に優れた製品が存在しています。でも耐塩害であっても亜鉛が含まれている架台などの近くで使用するときには、とくに腐食が進みやすいことに配慮しなければなりません。

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