lanケーブルはインターネット回線を使うために必要な物です。
見た目は普通の線であり、特に変わったところはありません。ネット回線を使うためには、建物の室内の壁に設置されたlanケーブルの端子にケーブルを挿入し、もう一方の端子はパソコンに接続します。もちろん予めインターネットプロバイダ契約を結んでおく必要はありますが、実際の作業は壁に線を挿し、パソコンの方にも挿入するだけです。
Wi-Fiに比べて初期設定が簡単であり、煩わしいセットアップが不要なのもlanケーブルのメリットとなります。Wi-Fiの場合、初めてネット回線を使う時にIDやpasswordの入力が必要だったり、専用のアプリをパソコンに入れないとダメであったりと何かと面倒です。一般的なメーカーのデスクトップパソコンならPCケースの後方部に、lanケーブルを差し込む穴があいているため、別途周辺機器を買い足す必要はありません。
ただし最近販売されているノートパソコンは少し要チェックです。特に13インチ未満の薄型ノートの場合、軽量化のためlanケーブルの端子が廃止されている事が多いです。専用の穴がなくても落胆する事はなく、USBのスロットが一つでもあれば変換コネクタをそこに差し込む事で、有線LANの線が挿し込めます。変換コネクタは主に家電量販店やネットショッピングサイトで販売されており、安価ですが特殊な周辺機器なのでコンビニやスーパーで探しても見つかりません。